私がパチンコを始めたころは、貯玉再プレイの玉数に上限がありませんでした。
当時は等価交換で、現金での貸玉と貯玉の価値が同じだったので、ホール側も上限を設ける必要がなかったのでしょう。
ただし、お店としての貯玉再プレイ玉数は無制限でしたが、自分で3000玉までという上限を設けていました。
その理由は、たとえ通常時大当たり確率1/100の甘デジであっても、場合によっては1,000スタート近くハマることもあり、投資に上限を設けていないと、損失も無制限に拡大することになってしまうからです。
しかしながら、3000玉の上限を使って初当たりを1度も引けなかったとき、ルールを破って投資を継続してしまったことがたびたびありました。
「次に初当たりを引いたら止めよう」と思って打ち続けたところ、いつまでも初当たりを引けずに、貯玉を全て使い切ってしまったことが何度かあります。
そのたびに、投資に上限を設けることの必要性を痛感しました。
これは、トレードでロスカットができない状況と全く同じですね。
投資玉数が上限に達したら、素直に負けを認め、損を承知で投資を打ち切る、それによって大損を避けることができるのです。
その後、行きつけだったR店では、非等価に変更になったタイミングで、貯玉再プレイに1日2,500玉の上限が設けられるようになりました。
お店の側としては、いつまでも貯玉で遊戯を続けられると、利益が目減りしてしまうため、上限を設けたのでしょう。
この貯玉再プレイの上限が、強制的なストップの役割を果たしてくれたおかげで、大損をすることも少なくなり、初当たりを引けなくてもためらわずに退店することができるようになりました。
収支表をご覧いただくと、最後の1年間は、1万円を超える損失が1度もないことがお分かりいただけると思います。
許容できる損失に上限を設けること。
どのような投資にも必須のルールです。