野球で、ストライクを3球見逃すとアウトになりますので、打ちやすい球をいつまでも待っていることはできません。
一方トレードでは、トレードの機会を何度見逃しても、エントリーしなければ損をすることもなければ退場することも無いので、いつまででも機会を待つことができます。
この「時間の制限が無い」ことは、トレーダーにとって有利な状況と言えます。
しかしながら、私自身がそうでしたが、初心者のうちは「儲けたい」という気持ちが先走り、手当たり次第にトレードをして、せっかくの有利な状況を潰してしまいがちです。
もちろん、トレードで利益を得るためには、どこかで打ちにいくべきですが、何が打ちやすい球で、何が打ちにくい球なのかも理解していないので、わざわざボール球や、難しい変化球を打ちにいってしまうのです。
(例えば、米雇用統計等の指標発表前にイチかバチかのポジションを持ったり、含み損のポジションを翌週に持ち越して、週明けのギャップにより大きく損をする等)
トレードスタイルにもよりますが、十分に経験を積んだトレーダーは、初心者の頃よりもトレードの頻度は少ないはずです。
理想は、確実に利益になるようなタイミングでのトレード。例えて言うなら、One shot,One kill(ワンショット・ワンキル)でしょうか。
気持ちにゆとりを持ち、自分が納得できるまでじっくりと機会を待ちましょう。
トレードに見逃し三振は無いのですから。