FX会社からは多種多様のテクニカルインジケーターが提供されていますが、皆さんは何を使ってみえるでしょうか。
私自身は、単純移動平均線の25期間を参考程度に表示させていますが、それを用いてエントリーすることはありません。
つまりは、テクニカル分析はほとんどやっていないことになります。
以前は、複数の移動平均線、フィボナッチ、ボリンジャーバンド等を使っていましたが、それらを使わなくなったのは、「テクニカル分析では勝てない」という結論に至ったからです。
もし、必ず勝てるテクニカルインジケーターが発見されたのであれば、そのことは秘密にして取引したほうが儲かるので、決して世の中に公開されることはありません。
グランビルの法則のジョセフ・E・グランビルや、エリオット波動のラルフ・N・エリオットは、テクニカル分析の書籍を出版していますが、彼ら自身もトレードでは稼げていなかったようです。
トレードで稼げていたのなら、わざわざ書籍を出版して手法を公開してしまう必要は無いはず。
ですので、FX会社から提供されているテクニカルインジケーターは、顧客に儲けてもらうために提供しているのではなく、顧客にそれを使ってトレードをしてもらうことで、FX会社がスプレッドを稼ぐために提供されているにすぎないのです。
テクニカル分析で勝てないのは、パチンコ必勝法や、競馬必勝法で勝てないのと同じ理屈なのですが、初心者向けのFX関連の書籍を読むと、あたかもテクニカル分析で儲かるような書き方をしているものが多く、私自身、「テクニカル分析では勝てない」ことを理解するのに随分時間がかかってしまいました。
でも、私はテクニカル分析を用いてトレードしたことは、無駄ではなかったと思います。
何回も損をして、「テクニカル分析では勝てない」ことを理解したことで、トレーダーとして一回り成長できたからです。