新たにトレードを始めた人のほとんどは、「資金管理」という言葉にたどり着く前に退場しているのではないでしょうか。
私も初心者の頃、「資金管理」という言葉も知らず、何のルールも設けていなかったため、容易に立ち直れないほどの損失を被ってしまったことがありました。
その後トレード関連の書籍をいろいろと読み、トレードで勝つためには「資金管理」が必要だと知りました。
ただ、「資金管理」の具体的な方法について語られていた書籍は、あまりなかったように思います。
「資金管理」とは何なのか。
なぜ、「資金管理」が必要なのか。
「資金管理」とは具体的にどのように行うのか。
自分の中でこれらの疑問に答えを出せるようになるまで、ずいぶんと時間がかかりました。
資金管理にもいろいろな意味がありますが、そのうちの1つは、「1回のトレードにおける損失許容額について、ルールを設ける」ことだと思います。
私は、ロスカットのストップ注文が執行された際の損失額は、口座残高の0.5%程度に収める、というルールを設けています。
具体的には、口座残高が100万円であれば、1回のトレードにおける許容損失額は100万円×0.5%=5000円までとなります。
よって、クロス円の通貨でストップを△10pipsに置くならロットは50000通貨まで、ストップを△20pipsに置くならロットは25000通貨までとなります。
なぜ「0.5%」にしたかと言うと、長い間トレードを続けてきて、自然に落ち着いた数字が「0.5%」だったからです。
おそらく今の自分に許容できる損失はこの数字なのでしょう。
資金管理の必要性を、言葉だけでなく体験として理解し、自分に合ったルールを定める。
それが、トレードを長く続けるために必要なのです。